
Herman Miller ハーマンミラー
Herman Millier Design Yard
ハーマンミラーとは?
ハーマンミラーは、単なる「家具ブランド」ではありません。デザインの力で、人の身体や働き方が抱えている根本的な問題をどう解決するか──その問いを、100年以上にわたって追いかけてきたアメリカ発の家具メーカーです。
前身は1905年創業のスターファニチャーカンパニー。1923年に社名を「Herman Miller(ハーマンミラー)」とし、当初はクラシックな木製家具を手がけていました。しかし世界恐慌で市場環境が一変し、従来型の家具にしがみつくのではなく、「コンテンポラリー(モダン)な家具」へと大きく舵を切ります。
この決断が功を奏し、第二次世界大戦後には、いわゆる「モダンファニチャー」を代表するメーカーへと成長していきました。やがてハーマンミラーは家庭用家具だけでなく、「オフィスワーカー」の働き方にフォーカスしはじめます。1960年代には、オフィスの生産性と人間らしい働き方を両立させることをテーマに研究を開始し、世界初のシステムオフィスといわれる「アクションオフィス」が生まれました。
革新はゴールではなく「リサーチの結果」
ハーマンミラーの製品開発は、いつも徹底したリサーチから始まります。人間工学や医学にもとづく身体の動き・姿勢の研究、素材や製造プロセスに関する実験と検証、そして時代ごとの働き方・暮らし方の変化の分析。その積み重ねの上に、外部デザイナーの感性が重なって、数々の名作が生まれてきました。
チャールズ&レイ・イームズのプライウッドチェア、ロバート・プロプストによるアクションオフィス、ビル・スタンフが手がけたエルゴンチェアやアーロンチェア、アイシェ・バーセルによるリゾルブシステムなど、どの製品も「かっこいい椅子を作りたいから作った」のではありません。「人の身体と環境の問題をどう解決するか」という問いに対する答えとしてデザインされたプロダクトです。
Herman Miller Green House
ミシガン州ジーランドの工場と「デザインヤード」
アメリカ・ミシガン州にあるグリーンハウス工場や、デザイナーたちが集う本社デザインセンター「デザインヤード」も、ハーマンミラーらしさを象徴する場所です。自然光をたっぷりと取り入れた開放的な建物で、製造現場とオフィス、ショールームがシームレスにつながっています。
そこで日々行われているのは、単なる「製品づくり」ではなく、働き方や空間そのものの再設計です。オフィスチェアから収納、デスクシステムに至るまで、空間全体をどう構成すれば人がいちばん働きやすくなるのか。その視点で開発が行われています。
100万回座っても壊れない、信頼性へのこだわり
ワークチェアは、毎日何時間も身体を預ける「道具」です。だからこそハーマンミラーは、オフィスチェアの品質テストにおいて、業界基準の約10万回を大きく超える「100万回」の座面テストを行っています。
座面の上下動やリクライニングの繰り返し、キャスターやメカニズムの耐久テスト、素材そのものの経年変化のチェック。こうした厳しい検証をクリアしたうえで、多くのワークチェアに「12年保証」を設定しています。これは「長く使える本物の道具をつくる」という思想の裏付けでもあります。
環境への配慮と、あえてリスクを取る姿勢
ハーマンミラーの家具は、できる限り長く使えるよう設計されています。耐久性を高めることは、買い替え頻度を下げ、資源の消費と廃棄を減らすことにもつながるからです。解体しやすい構造やリサイクル性の高い素材を採用するなど、環境負荷を抑える工夫も随所に見られます。
同時に「まだ誰もやっていないこと」に挑戦する姿勢も大切にしています。企業規模が大きくなるほどリスクを避けたくなるのが普通ですが、ハーマンミラーはあえてリスクを取り、新しい働き方や暮らし方を提案する家具を世に送り出してきました。アーロンチェアをはじめとするワークチェアの数々は、その象徴と言える存在です。
Herman Miller 正規販売代理店:THE CHAIR SHOP
アーロンチェアをはじめとしたハーマンミラー製品について、サイズや仕様の選び方、現在お使いの椅子のセッティングなど、気になる点がありましたらどうぞお気軽にご相談ください。ハーマンミラー認定スペシャリストが、お一人おひとりの体格とお仕事のスタイルに合わせてご提案いたします。

監修:片上 太朗(ハーマンミラー認定スペシャリスト)








































































































