記事: イームズハウスバードのサイズ

イームズハウスバードのサイズ
イームズハウスバードは、チャールズ&レイ・イームズの自邸「イームズハウス」に置かれていたオブジェとして知られる、Vitra製のインテリアアクセサリーです。
椅子やテーブルのように座ったり使ったりする家具ではありませんが、実際に置いてみると、空間の印象をかなり変えてくれる存在感があります。小さな置物というより、棚やサイドボード、デスク上にひとつ置くだけで視線を集める、彫刻的なオブジェに近い印象です。 今回は、THE CHAIR SHOPで実物を採寸しながら、イームズハウスバードのサイズ感を写真でご紹介します。
(注)本記事に掲載しているサイズは、当店スタッフが手作業で計測した「実測参考値」です。厳密な製造寸法ではなく目安としてご覧ください。

脚から尾の先端までを測ると、実測で約207.68mm
イームズハウスバードは、正面から見ると比較的コンパクトに見えますが、横から見ると尾のラインが長く伸びており、思った以上に奥行きのあるフォルムです。 この尾の長さが、鳥らしいシルエットを生んでいるだけでなく、置いたときの安定感や存在感にもつながっています。真横から見ると、単なる黒いオブジェではなく、くちばしから背中、尾へ流れるラインが非常にきれいに見えます。
胴体の部分を測ると、実測で約83.8mm
写真だけで見ると細身に見えることもありますが、実物は胴体部分にしっかりと丸みがあります。正面から見ると、鳥らしいふっくらした量感があり、マットブラックの仕上げも相まって、やや彫刻的な印象です。 この幅があるため、細長いだけの置物ではなく、棚の上やテーブルの上でもきちんと存在感が出ます。小さすぎて埋もれる感じではなく、かといって大きすぎて邪魔になるほどでもない、ちょうどよいサイズ感だと思います。
頭部の幅は、実測で約39.4mm
胴体に比べると頭部はかなりコンパクトで、くちばしのラインも細く伸びています。この頭部の小ささと胴体の丸みの対比が、イームズハウスバードらしい愛嬌につながっているように感じます。 目のパーツは真鍮のような金属感があり、マットブラックの本体に対して小さなアクセントになっています。黒一色のオブジェでありながら、表情が単調にならないのは、この目のディテールが効いているためかもしれません。
尾に向かって細くなる部分の厚みは、実測で約43.3mm
イームズハウスバードの魅力は、胴体の丸みから尾にかけてスッと細くなっていくラインにあります。正面や斜めから見ると可愛らしい印象ですが、横から見るとかなりシャープで、ミッドセンチュリーらしい造形感が出ています。 この部分は写真でも陰影が出やすく、マットブラックの質感と相性が良いところです。店頭や商品ページの写真では、ぜひ横からのシルエットも確認していただきたいポイントです。
脚まわりの幅は、実測で約42.4mm
脚は細い金属製で、本体のボリュームに対してかなり軽やかに見えます。胴体の存在感に対して、脚が細くすっきりしているため、全体として重たく見えすぎないバランスになっています。 設置面積としては大きくありませんが、尾まで含めると奥行きがあるため、置く場所は少し余裕を見ておくと安心です。奥行きの浅い棚よりも、サイドボード、デスク、キャビネット上など、ある程度の面がある場所のほうがきれいに見えやすいと思います。 置き場所を選びすぎない、でも印象はしっかり残るサイズ感です。
イームズハウスバードは、家具のように寸法で使い勝手が決まる製品ではありません。ただ、オブジェの場合も、実際に置いたときに「思ったより大きい」「意外と小さい」というギャップは起こりやすいところです。 実測してみると、手のひらにちょこんと乗る小物というより、空間の中でしっかり見えるオブジェという印象です。 デスク上に置けば、仕事道具の中に少しユーモアが生まれます。サイドボードや本棚に置けば、黒いシルエットが空間を引き締めてくれます。白い壁や明るい天板との相性もよく、写真で見る以上に“置いた場所の雰囲気を作る”タイプのプロダクトだと思います。
イームズらしい、少しだけ不思議な存在感
イームズハウスバードは、実用品ではありません。座れるわけでも、収納できるわけでもありません。 それでも長く愛されているのは、単なる装飾品ではなく、イームズ夫妻の暮らしや空間づくりの感覚を感じさせるオブジェだからだと思います。 家具の上に置く小さな鳥ですが、ミッドセンチュリーデザインの空気感をさりげなく取り入れられる製品です。ハーマンミラーやVitra、イームズデザインがお好きな方にはもちろん、デスクまわりやリビングに少しだけ個性を加えたい方にもおすすめしやすいアイテムです。 THE CHAIR SHOPでは、イームズハウスバードの実物をもとに、サイズ感や質感が分かるよう写真でご紹介しています。公式寸法だけでは分かりにくい、実際に置いたときの印象を確認する参考にしていただければと思います。 

監修:片上 太朗(ハーマンミラー認定スペシャリスト)









































































































