操作箇所:シート座面左下のレバー
ユーザーの個人的な体重に合わせて調整でき、動きの全範囲にわたって最適なサポートを提供します。すべての調整は着席中に行うことができ、ノブを4回回すだけで、最小抵抗から最大抵抗までの微調整を簡単に行うことができます。
操作箇所:シート右下のレバー
シートを適切な高さに調整します。膝を約90°の角度で曲げ、足を床に平らに置いたときのシートの高さは適性となります。
操作箇所:シート座面裏のボタン
背もたれリクライニング機構は、安全な輸送のためにロック位置に設定されています。背もたれのロック機能を解除をしてご使用ください。
シンプルなデザイン、それが一番複雑
フィジックス の開発は、オフィスチェアのルーツともいえる「イームズ アルミナム チェア」からオフィスチェアの伝統と歴史を紐解くことから始まりました。そこから現代の必要性に相応しい、人間工学に基づいた座面と背もたれの構造を導き出すことを目指したのです。イームズアルミナムチェアの構造的、デザイン的な美しさとシンプルさは究極といっても過言ではありません。、チャールズ&レイ・イームズは、椅子のサイドに走る2本のパーツの間に生地を連続的に張り込みシートシェルを形成するというアイデアを見事に具現化させてみせました。イームズアルミナムチェアは現代でも尚、オフィスチェアの象徴ともいえるデザインであり続けています。
Alberto Meda

1945年、イタリアのトレメッツィーナ生まれのアルベルト・メダ (Alberto Meda) は、Milan Polytechnicで機械工学を学びました。 1972年から1979年まではKartellのテクニカルディレクターを務め、Alias、Alessi、Cinelli、Colombo Design、Ideal Standard、Luceplan、Legrand、Mandarina Duck、Omron Japan、Philips、Olivettiなどのあらゆる企業でフリーランスデザイナーとして幅広く活躍しています。 1981年から1985年まではAlfa Romeoのコンサルタントを務めました。 1983年から1987年までは、ミラノのDomus Academyで産業技術を学んだ後、 1995年には母校であるMilan Polytechnicにて講師となり、Designlabor Bremerhavenの役員に就任しました。 2003年以降は、ヴェネツィアのIUAV大学で教鞭を執り、シカゴ、セントルイス、ストックホルム、ボワビュシェワークショップ、マイアミ、サンパウロ、ウルム、イスタンブール、トロントなどの数多くの場所で講義を行っています。1994年からアルベルト・メダとヴィトラは協働をしています。 アルベルト・メダによる機能的でエレガントなオフィスチェアやテーブルは、ヴィトラのオフィスコレクションの中核を担っています。