記事: アーロンチェアのキャスター

アーロンチェアのキャスター
アーロンチェアを選ぶとき、サイズ、カラー、ポスチャーフィットSL、前傾チルトなどに目が行きやすい一方で、意外と見落とされやすいのがキャスターです。
キャスターは小さな部品ですが、椅子の転がりやすさ、使用中の安定感、床との相性に関わる重要なパーツです。とくにご自宅でアーロンチェアを使用する場合は、床がカーペットなのか、フローリングなどの硬い床なのかによって、適したキャスターが変わります。
アーロンチェアでは、主に「BBキャスター」と「DC1キャスター」が選択肢になります。どちらも直径2.5インチのダブルホイールキャスターですが、想定されている使用環境に違いがあります。
BBキャスターとは

BBキャスターは、カーペット用のキャスターです。
黒いナイロン製のダブルホイールキャスターで、カーペット敷きの床で使用することを想定しています。オフィスのタイルカーペットや、低〜中程度のパイルカーペットで使用する場合には、このBBキャスターが基本仕様として選ばれることが多くなります。
見た目はとてもシンプルで、車輪の側面はフラットな丸い形状です。余計な装飾がなく、オフィスチェア用キャスターらしい実用的な仕様です。
BBキャスターは、アーロンチェアをはじめ、ハーマンミラーの複数のワークチェアで採用されているキャスターです。

ただし、BBキャスターは「カーペット用」です。フローリング、タイル、ビニール床などの硬い床で使用すると、椅子が動きすぎたり、床への負担が気になったりする場合があります。硬い床で使用する場合は、チェアマットなどの敷物を併用する方が安心です。
DC1キャスターとは

DC1キャスターは、硬い床とカーペットの両方に対応するブレーキングキャスターです。
ハーマンミラー公式では、DC1キャスターは「hard floor casters with quiet roll technology」、また「2.5インチ径のダブルホイール・ブレーキングキャスター」と説明されています。つまり、フローリング、タイル、ビニール床などの硬い床でも使いやすいように設計されたキャスターです。
DC1キャスターの特徴は、硬い床とカーペットの両方に対応すること、静かな転がりを意識した仕様であること、そして椅子に人が座っていないときに転がりにくくなるブレーキング機能を備えていることです。

自宅のワークスペースでアーロンチェアを使う場合、床がカーペットではなくフローリングというケースも多くあります。そのような環境では、カーペット用のBBキャスターよりも、硬い床に対応したDC1キャスターの方が候補になりやすいです。
外観はBBキャスターより少し立体的で、ホイール側面に段差のある円形の意匠が見られます。写真で比較すると、BBキャスターよりもパーツとしての存在感があります。
BBキャスターとDC1キャスターの違い
BBキャスターは、カーペット用です。オフィスのタイルカーペットや一般的なカーペット敷きの床で使用する場合に適しています。シンプルなナイロン製ダブルホイールキャスターで、カーペット上での使用を想定した仕様です。
DC1キャスターは、硬い床とカーペットの両方に対応したブレーキングキャスターです。フローリング、タイル、ビニール床などでも使いやすく、静かな転がりを意識した仕様になっています。椅子に人が座っていないときに転がりにくくなる点も特徴です。
選び方としては、カーペット中心ならBBキャスター、フローリングやタイルなどの硬い床で使用するならDC1キャスターが候補になります。
ただし、床の傷防止を重視する場合は、キャスターの種類だけで判断せず、チェアマットなどを併用する方が現実的です。キャスターだけで床を完全に守るというより、床材に合ったキャスターを選び、そのうえで必要に応じて床を保護する、という考え方が近いと思います。
フローリングでアーロンチェアを使う場合
ご自宅でアーロンチェアを使用する場合、床がフローリングという方は少なくありません。
その場合、カーペット用のBBキャスターより、硬い床にも対応するDC1キャスターの方が使いやすい可能性があります。DC1キャスターには、静かな転がりや、椅子に人が座っていないときに転がりにくくなるブレーキング機能があります。
ただし、DC1キャスターを選べばフローリングの傷対策が完了する、というわけではありません。床をできるだけきれいに保ちたい場合や、無垢材、柔らかいフローリング、ワックス仕上げの床で使用する場合には、チェアマットなどの敷物を併用することをおすすめします。
椅子のキャスターは、床と直接接する部品です。アーロンチェア本体の座り心地だけでなく、床材との相性まで含めて考えることで、購入後の不安を減らしやすくなります。
カーペット敷きでアーロンチェアを使う場合
オフィスのタイルカーペットや、一般的なカーペット敷きの床で使用する場合は、BBキャスターが基本になります。
カーペット上では、キャスターが沈み込みすぎず、適度に転がることが大切です。BBキャスターはその用途に合わせたシンプルなキャスターです。
ただし、毛足の長いラグや厚手のカーペットでは、どのキャスターでも動きが重くなる場合があります。椅子を頻繁に動かす使い方であれば、床材や敷物との相性も確認しておくと安心です。
キャスター選びは小さな違いですが、毎日の使い心地に関わります
アーロンチェアは長く使用することの多いワークチェアです。そのため、座り心地や調整機能だけでなく、床との相性も大切です。
キャスターが床に合っていないと、椅子が動きすぎたり、動きが重かったり、床へのダメージが気になったりすることがあります。反対に、使用環境に合ったキャスターを選べば、日常の使い心地は自然になります。
カーペット敷きの床で使用するならBBキャスター。フローリングやタイルなどの硬い床で使用するならDC1キャスター。ただし、床の傷防止を重視する場合は、どちらのキャスターでもチェアマットなどの敷物を併用する方が安心です。
キャスターは目立たない部品ですが、毎日使う椅子では意外と効いてくる部分です。地味ですが、床との接点を担当するなかなか大事な部品です。
THE CHAIR SHOPでのご相談について
THE CHAIR SHOPは、ハーマンミラー正規販売店です。
川崎ショールームでは、アーロンチェアのサイズ、カラー、調整機能、座り心地をご試座のうえご確認いただきながら、使用環境に合わせたキャスター選びについてもご相談いただけます。
ご自宅のフローリングで使用するのか、オフィスのカーペットで使用するのか、チェアマットを併用するのかによって、適したキャスターは変わります。
アーロンチェアを長く快適に使用するためには、椅子本体だけでなく、床との接点であるキャスターまで含めてご検討ください。

監修:片上 太朗(ハーマンミラー認定スペシャリスト)









































































































